
Course introduction
講座紹介
講座長あいさつ
超少子高齢社会となった我が国において、地域共生の理念のもと、地域での看護職の重要性は増すばかりです。またこの変化の大きい時代のなかで、地域看護・公衆衛生看護活動に求められる内容はより高度で複雑なものになっています。この背景を踏まえ、地域看護学講座では、学部・専攻科・研究科をとおし、富山県を中心として、公衆衛生看護活動のリーダーとなる高度専門職を育てることを目的に、現場と連携しつつ教育研究や地域貢献活動を行っています。
先の見えにくい時代においても主体的に考え、地域住民や関係組織と協働しつつ、課題を解決し、健康な地域づくりに貢献できる人財を多く育てること、またその人たちが末永く活躍することにより、益々健康な地域社会が実現することが、私たち講座の夢でもあり、願いです。

講座の主な教育内容と活動
本講座は、2019年4月の看護学部開設に伴い地域看護学講座として、学部での看護基礎教育における地域看護学の教育研究、並びに2023年4月に開設された専攻科と大学院看護学研究科における公衆衛生看護学の教育研究を教授しています。特に専攻科公衆衛生看護学専攻では看護職の国家資格の1つである保健師養成教育を担っています。
学部における地域看護学は、地域で生活する、様々な健康レベルの個人・家族・小集団・地域(コミュニティ)を対象とし、これら対象の持つ多様な健康課題に対応するために、一次-三次予防の観点から各対象の健康状態のアセスメント及び支援技術を教授します。また、課題解決に向けた各種機関との連携・調整や保健医療福祉に関連する法律や施策について理解を深めます。
専攻科における公衆衛生看護学では社会的公正の理念のもと、地域でのウェルネス課題や複雑な課題をもつ人々への支援、組織支援、コミュニティ支援および健康危機管理や健康政策・施策化について学修を深め、公衆衛生看護学における実践と研究を教授します。
研究科における大学院教育においては博士前期・後期の看護学・公衆衛生看護学研究に関わる、講義や研究指導を実施し、現場での公衆衛生政策施策形成の実践や研究が可能な高度専門職人材の育成に貢献しています。
また、講座教員独自のテーマによる研究活動や自治体・各種団体等との共同研究の実施、そして研修への出講等の地域貢献活動も積極的に行っています。
